2006年12月23日(土) 03時11分
日興トップ辞任25日にも、臨時取締役会開催へ(読売新聞)
証券大手の日興コーディアルグループが、週明けの25日にも臨時取締役会を開き、金子昌資会長(67)と有村純一社長(57)の経営トップの退任を決める方向となった。
利益水増しなど不正会計処理問題について管理責任を明確にする。
不正な会計処理について日興は、一社員の書類偽造が原因と説明している。しかし、証券取引等監視委員会は組織ぐるみの不正の疑いがあると指摘して意見が食い違っており、これが市場の不信感を増幅させている。日興は、両首脳の辞任で、事態を早期収拾する必要があると判断した模様だ。
金子会長は、総会屋への利益供与事件後の1997年10月に社長に就任。98年6月には米総合金融大手トラベラーズ・グループ(現米シティ・グループ)との包括提携を結んだ。03年6月に後任社長となった有村氏とともに国際派の経営者として知られている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061223-00000201-yom-bus_all