2006年12月21日(木) 00時00分

デジタルグループ社長 脱税は認めるがマルチ商法否定 （東京新聞）

　マルチ商法で得た約一億二千七百万円を脱税したとして、所得税法と法人税法違反の罪に問われた「デジタルグループ」（高崎市高関町）と同社社長の岡本暁雄被告（５１）＝高崎市上大類町＝の初公判が二十日、前橋地裁（三上潤裁判官）であった。岡本被告は脱税については認めたものの、マルチ商法については「社会的に認知され、特定商取引法に基づいた業務」と否定した。

　検察側の冒頭陳述などによると、同社は二〇〇一年十月−〇二年七月と〇三年八月−〇四年七月、虚偽の確定申告をして法人税計約一億千八百万円を脱税。岡本被告は同社売上金を休眠会社名義の口座に入金させるなどして、〇一年分の所得税約八百万円を免れた。

　検察側は、同社は広告主からの広告メールを会員に配信するサービスを利用し、マルチ商法をしていたとしている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20061221/lcl_____gnm_____004.shtml