2006年12月21日(木) 21時58分
牛枝肉に金属片、さいたま市場で混入…211頭回収へ(読売新聞)
さいたま市は21日、さいたま市食肉中央卸売市場(大宮区吉敷町)で19、20両日に競り落とされた牛の枝肉から、長さ約10センチ〜数センチの針金状の金属片10本と、粉状の金属片多数が見つかったと発表した。
市は両日の競りで出荷済みの211頭の枝肉すべてについて、卸売会社を通じて回収を始めた。21日までに被害の報告は入っていないという。
市によると、2日間で286頭が競り落とされたが、卸売会社の作業員が19日、出荷前の1頭の枝肉の表面に長さ4〜5センチの金属片2個が付着しているのを発見。20日にも枝肉の解体作業中に金属片が見つかった。同市場で調べたところ、枝肉をつり下げる滑車のついたフック「トロリー」(鉄製)100本のうちの約30本の滑車の溝部分が削られ、その鉄片が肉に付着したとわかった。同市場はトロリーを交換し、溝が削れた原因を調べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061221-00000413-yom-soci