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市都市環境局によると、問題とされたのは、石綿が吹き付けられたアルミダイキャスト製の外壁パネル計5枚(計約13平方メートル)の除去工事で、耐震補強工事の一環として、10月23日〜26日に行われた。
市が24日に現場付近の2地点で石綿濃度を測った際、1地点で大気1リットル中のアスベスト繊維が310本を記録し、条例基準値(1リットルあたり10本)を大幅に超えていた。
現地調査の結果、工事現場を隔離するシートが、長さ約15センチにわたって裂けていた。撤去したパネルの角に当たって破れたとみられる。作業員がエアシャワーで石綿を十分に除去していなかったことも分かった。
市は25日に改善を指示したが、作業員の除去作業が不十分だったため、26日にも測定3地点中2地点で基準の2〜3倍の数値が記録された。工事終了後の30日には、除去したアスベスト片が現場に落ちていたという。
竹中工務店広報部は「誠に申し訳なく、再発防止に最善を尽くしたい」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/1221/OSK200612210093.html