2006年12月20日(水) 11時33分
近未来通信が破産、負債総額は200億円超の見通し(読売新聞)
警視庁から詐欺容疑で捜索を受けたIP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)と同社の石井優社長(50)に対し、東京地裁(西謙二裁判長)は20日、破産手続きを開始する決定をした。
破産管財人には、鈴木銀治郎弁護士(第1東京弁護士会)が選任された。第1回債権者集会は来年5月30日の予定。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によると、負債総額は200億円を超える見通しだ。
破産申し立ては、資金を出した投資家1人が今月6日、他の投資家を代表する形で行っていた。破産手続きの開始決定について、被害対策弁護団(紀藤正樹団長)は「近未来通信の事業に実態がなかったことが裁判所にも認められた。当然の結果だ」とのコメントを出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000204-yom-soci