悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年12月19日(火) 10時59分

刑法犯の認知14%減 1〜11月朝日新聞

  刑法犯の認知件数が前年の同じ時期と比べて1万8千件以上、率にして14%も減っていることが今年1〜11月の県内の刑法犯の統計から分かった。県警幹部は「町内会などの防犯グループが増えている影響が大きい」と口をそろえている。

(杉浦幹治)

  今年11月までの刑法犯の認知件数は11万3698件。前年同期と比べ1万8559件も減った。02年の認知件数が20万件近くに達していたことと比べれば、ほぼ半減した計算になる。

  一方、検挙件数は前年同期181件減の4万3787件。検挙件数はほぼ横ばいだが、認知件数が大幅に減ったため、検挙件数を認知件数で割った検挙率は38・5%となり、前年同期より5・3ポイント改善した。

  背景には、町内会などが自発的に地域をパトロールする「自主防犯ボランティア団体」の増加があるとみられている。

  県警生活安全総務課によると、04年12月末時点で401団体だったのが、昨年は1229団体、今年は9月末現在で1657団体で、2年弱で4倍以上になった。

  とりわけ、子どもを犯罪から守るための団体が急増。昨年、広島や栃木県で女子児童が殺害された事件が相次いだ後に増加傾向が強まり、昨年末時点で470団体だったのが、今年9月現在で1076団体に倍増した。

  同課は「パトロールへの同行や、防犯教室の開催などを通して、活動をサポートしていきたい」としている。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000612190002