2006年12月19日(火) 00時00分

中継局サーバーを押収　近未来通信の詐欺事件（山形新聞）

　ＩＰ電話事業をしていた「近未来通信」（石井優社長）の詐欺事件で、警視庁捜査２課は１９日までに、国内各地に設置している中継局を順次家宅捜索し、サーバーなどを押収した。
　総務省の立ち入り検査で稼働しているサーバーはほとんどなかったことが分かっており、捜査２課は、実際に押収したサーバーを調べて同社の経営実態の解明を進めている。
　同社は国内外１２３カ所の中継局に計２４４６台のサーバーを設置しているとしていたが、立ち入り検査で、実際には７カ所で７台しか稼働していなかったと説明していた。
　投資家約３０００人から約４００億円を集めたとされ、捜査２課は今月４日、配当する意思も能力もないのに投資家から金をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都中央区の同社本社など関係先を家宅捜索した。

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