2006年12月18日(月) 22時38分
トヨトミ温風機事故、旧通産省が回収徹底させず放置(読売新聞)
北海道苫小牧市で今月、7人が一酸化炭素(CO)中毒で死亡した「トヨトミ」製石油ファンヒーターについて、同社が自主回収を始めてから12年後の1998年に、死亡事故が連続して発生したことを経済産業省(当時は通産省)が把握しながら、適切な処置をとっていなかったことが分かった。
この時点で問題のあるヒーター約1800台が未回収のままだったという。経産省は、当時の判断に問題があったことを認め、「事故が続発した時点で、消費者に向けて積極的に広報するなど、回収を促すべきだった」としている。
経産省は18日、トヨトミに対し、問題のあるヒーターの早急な回収と事故発生についての報告を求めるとともに、業界団体に対し、同種機器の事故情報の総点検と消費者への注意喚起を要請した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061218-00000415-yom-soci