2006年12月15日(金) 03時05分
<神奈川県警>巡査長と巡査部長を窃盗などで逮捕へ(毎日新聞)
神奈川県警は15日、勤務中に民家から現金を盗んだとして鎌倉署地域課の巡査長(38)=横浜市神奈川区=を窃盗容疑で▽事件捜査と偽って協力依頼文書を作成し、女性の個人情報を不正入手したとして茅ケ崎署警務課の巡査部長(49)=同県湯河原町=を虚偽有印公文書作成などの容疑で、それぞれ逮捕する。同県警では11月に、事件の証拠品から現金を着服したとして元瀬谷署刑事課警部補、塩田博被告(59)が業務上横領容疑で逮捕されるなど、不祥事が続発している。
調べでは、鎌倉署の巡査長は勤務中の7月7日午後、鎌倉市内の顔見知りの主婦(71)の留守宅に無施錠の玄関から侵入、食器棚の引き出しにあった封筒入りの現金約10万円を盗んだ疑い。関係者から県警に情報提供があった。巡査長は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認め、11月末から自宅謹慎している。県警は立件後、懲戒免職とする方針。
茅ケ崎署の巡査部長は刑事課に勤務していた8月18日、以前交際していた茅ケ崎市内の女性(42)について、暴力団事件捜査と偽って「捜査関係事項照会書」を作成。署長などの決裁を得て同市内の銀行支店に提出し、口座取引明細書を入手した疑い。11月に女性から「嫌がらせの電話があり困っている」と同署に相談があり発覚、警務課に配置換えとなっていた。他にも同様の手段で戸籍謄本や携帯電話会社の契約者情報を入手した疑いがあり、追及する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061215-00000019-mai-soci