2006年12月15日(金) 20時18分
<欠陥ヒーター>韓国製で発火4件 経産省が「使用中止を」(毎日新聞)
経済産業省は15日、岐阜市の業者が販売した韓国・セラテック社製ハロゲンヒーターに欠陥があり、発火事故が03年〜06年に愛知県内で計4件発生したと発表した。いずれもけが人はなかった。ヒーターの強弱切り替え部品の異常発熱が原因とみられ、同省は製品の使用中止を呼びかけている。
発火の恐れがあるのはハロゲンヒーター「パラエナジーYH—8000(B)」。雑貨輸入業者「優」が02年9月〜同12月に輸入し、東海地方の小売業者に計約2万台販売した。一部は関西方面でも販売されたという。発火事故は03年4月〜06年11月に愛知県岡崎市と西尾市、名古屋市で計4件発生。操作パネルやヒーター部分から出火し、床を焦がすなどの被害が出たという。同省は「優」に製品回収を求めたが、同社は昨秋から廃業状態で回収不可能という。
また、「優」は無届けで同機を輸入した疑いが強く、同省中部経済産業局は14日、電気用品安全法に基づく立ち入り調査を行った。【中井正裕】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061215-00000110-mai-soci