2006年12月13日(水) 11時01分

特定商取引法違反：ビジネス教材不当売り付け、電話勧誘業者を業務停止　／北海道（毎日新聞）

　◇６カ月業務停止
　他社の資格講座などを受講した人たちの名簿を入手し、「登録を削除するには費用がかかる」などとうその電話を繰り返し、不当にビジネス教材を売りつけたとして、北海道経済産業局は１２日、札幌市中央区の電話勧誘業者「テクノビジネス」に対し、特定商取引法違反（不実告知、迷惑勧誘など）で６カ月間の業務停止を命じた。
　同社は少なくとも００年ごろから経営管理や経理財務などのビジネス教材を販売。過去に資格取得講座を受講した札幌市内の会社員らに対し、「かつて受講した講座の登録が抹消されていない」「削除するには３３万円かかるが、別のビジネス教材がついてくる」などと職場にしつこく電話をかけ、虚偽の内容に基づく不当な勧誘を繰り返した。
　同局によると、契約は昨年までの６年間に計２４００件、８億２０００万円に上り、中には４回にわたって計約１２０万円を支払わされた人もいたという。同局消費経済課は「実態は単に教材の迷惑販売であり、大半は不当に強要された契約」とみて調べている。【昆野淳】

１２月１３日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000024-mailo-hok