2006年12月12日(火) 19時33分

「刑事告訴も検討」　ロングステイ被害者が提訴会見（朝日新聞）

　フィリピン・セブ島のリゾート地に介護サービス付き分譲住宅が持てるという触れ込みで契約金を集めながら、計画が実行されていない問題で、契約者らは１２日午後、契約先の現地法人「インターナショナルシルバーデイケア」を実質的に経営していた日本人らを民事提訴後、都内で記者会見を開き、今後、刑事告訴についても検討していく方針を明らかにした。

　被害者の会の会長（７３）は「年金の範囲内で暮らせると思ってアジアをロングステイ先に選んだが、被害にあって老後の蓄えの大半をはき出してしまった」「危機感が薄れ、取引内容が半分くらいしか頭に入っていなかった」などと振り返ったうえで、「苦い思いを後に続く人たちに味わってほしくない。そんな思いで訴訟を起こした」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/1212/TKY200612120380.html