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大阪市の税務職員を名乗り、高齢者らを銀行に誘って現金自動預け払い機(ATM)を操作させようとする不審な電話が、市内で7、8日に計14件、民家などにかかっていることがわかった。今のところ被害は出ていないが、市側は「組織的、集中的な新手の振り込め詐欺の恐れがある」として、市のホームページなどで注意を呼びかけている。
市財政局によると、市や区役所の税務職員を名乗る男からの電話は、7日に東成区2件、生野区4件、8日に中央区4件、東成区3件、天王寺区1件と連続的に発生。男は「税金を還付するので、銀行に来てほしい」などと言っていたという。時間帯は様々だが区役所に相談しているのは、大半が50歳代以上のため、ATMの操作に不慣れな高齢者を狙っている可能性が高いとみられる。
さらに、生野区ではいずれも口座番号を聞き出そうとし、東成区や天王寺区では「銀行へ行って、指定の携帯電話にかけてほしい」と話すなど、区によって電話の内容が似通っていた。
埼玉県内では今年7月、同様の手口で銀行に誘われた男性が、携帯電話で男の指示通りにATMを操作、200万円を詐取される被害に遭っている。