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2006年12月09日(土) 21時36分

犯罪情報2万人にメール読売新聞

墨田など4区希望者に

 地域の防犯情報への関心が高まる中、墨田と足立、葛飾、江戸川の4区が、不審者情報やひったくりの発生状況などをメールで配信するサービスを始めている。江東区もホームページ上で、不審者情報などを掲載している。町内会の防犯担当者や小学校のPTA関係者らからは、「犯罪に関する情報をきめ細かく知ることで、日々気を付けることができる」と好評だ。

 足立、葛飾、江戸川の3区は今年2〜4月、地元警察署や学校から寄せられた不審者情報などのメール配信を始めた。希望する区民らの携帯電話やパソコンに送信する仕組みだ。墨田区も今年8月から、同様のメール配信をスタートさせた。

 登録者は足立が約4300人、葛飾約4000人、江戸川約8400人、墨田約3600人と、計約2万300人に上っている。

 また、江東区も今年1月から、ホームページに「子ども安全情報」のページを設けて、不審者情報などを掲載している。

 メール配信では、各区ともに、登録者が「防災」「防犯」などの項目を選択できるようになっている。中でも、不審者の情報を伝える「子ども安心情報」(足立区)、「子ども安全情報」(葛飾区)の希望が最も多いのが特徴で、各区の担当者は「子どもを狙った犯罪情報に関心が高い」としている。

 警視庁のまとめによると、墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の5区で、今年に入ってから10月末までの刑法犯認知件数は、いずれも前年同期より減少している。

 ただ、都内53区市町村(島部を除く)でみると、足立区(1万854件)が世田谷区に次いで2番目に多く、江戸川区(1万487件)も3位と件数の多さが目立っている。このほか、江東区13位(6180件)、葛飾区14位(5869件)、墨田区21位(3828件)となっている。

 読売新聞江東版では、各区のメール情報などを基に、「防犯通信」を随時、掲載します。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news004.htm