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一方、ソフトバンクモバイルは、番号継続制に伴う転出入の差し引きが五万三千九百台の純減だったものの、全体の契約数では六万八千七百台の純増だった。法人の大口契約獲得などで純増につなげた。
ドコモは番号継続制に伴う転出入の差し引きが十六万三千台の純減。ドコモは秋冬の新機種投入が三社の中で最も遅れており、新制度に対する対応の遅れが影響した。今後、相次ぐ新機種発売で巻き返しを図る考えだが、販売戦略などの新たな対応を迫られる可能性もある。
KDDIは八月下旬に他社に先駆けて新機種を発表したことや、音楽配信サービスの強化など若者を中心に人気を得たことが今のところ功を奏している。KDDIの十一月末の純増数の大半は新制度にからむ転出入の差し引きで、二十一万七千五百台の純増。KDDIへの転入者の多くはドコモから流れたとみられ、今のところ番号継続制の商戦で頭一つ抜き出ている。
この結果、十一月末の三社のシェアは、ドコモは前月末比0・2ポイント低下の55・2%。KDDIは同0・2ポイント上昇の28・5%、ソフトバンクは16・3%で横ばいだった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20061208/mng_____kei_____001.shtml