悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
電池パックの不具合について記者会見する伊藤善文・三菱電機副社長(左)と石川國雄・NTTドコモ副社長=7日午後、東京都千代田区で
NTTドコモと三菱電機は、今年4月以前に、不具合によって返却されたケースがあり、製造工程を変更していたものの、公表や回収などの措置をとっていなかった。「結果的に間違えたかもしれない。反省している」。両社は7日、会見し、対応の遅れを認め、謝罪した。
三菱電機などの説明によると、4月以前に、電池が熱くなるという不具合による返却が何件かあったという。しかし、電池メーカーの報告を受けて協議した結果、絶縁シートが割れていなかったことから、破裂や異常発熱の危険性はないと判断したという。
同社などは、同じ工程で作られた電池5万台を解体して発生率を調査。その結果、2台から問題が見つかり、亀裂を確認したが、電極のショートによって異常発熱が起きるレベルに到達していなかった。「発熱は70度以下なので、人的影響はないと判断した」
さらに解体した電池をシミュレーションして、この亀裂が大きくなったらどうなるのかを調べたが、問題はなかったとしている。
しかし、その際、外部からの衝撃を加味していなかったとし、「今思えば、外部からの衝撃で割れるようなことを予想していればと思う」と、対応が後手に回ったことを認めた。
http://www.asahi.com/national/update/1207/TKY200612070378.html