2006年12月07日(木) 15時22分
「確実な利益」「情報無料」…執拗なエイワン営業マン(読売新聞)
実態がないまま、インターネットのホームページなどを通じて繰り返された株取引に、本格捜査の手が入った。
埼玉県警に7日、貸金業「エイワン・コミュニケーションズ」(東京都中央区)社長、柴高万正容疑者(73)らが逮捕された大規模詐欺事件。「確実な利益」「情報は無料」と甘い言葉で、全国約2800人の個人投資家から集めた資金は、約135億円にのぼるとみられている。
被害者の証言から、同社の執拗(しつよう)で巧妙な営業手法が浮かび上がった。
「無料で銘柄診断」。神奈川県に住む男性(57)は2003年4月、同社のホームページに目を留めた。
男性は数年前に、30年間勤めた生命保険会社を退職し、妻(54)と二人暮らし。株の運用益で生活していた。「ただならば」。ホームページ上で数銘柄を書き込むと、すぐに同社の営業員から電話があった。
(読売新聞) - 12月7日15時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000506-yom-soci