2006年12月07日(木) 20時37分
<携帯契約者数>ドコモ、10月末より1万7500件減(毎日新聞)
電気通信事業者協会が7日発表した11月末の携帯電話契約者数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、最大手のNTTドコモが10月末より1万7500件減った。ドコモが純減となったのは、NTTから携帯事業を引き継ぎ93年にサービスを開始して以来初めて。10月24日から始まった番号継続(ポータビリティー)制による減少分は16万3600件に上り、制度を利用した転出が進んでいる。
これに対し、業界2位のKDDI(au、ツーカー)の純増数は32万4900件と4カ月連続でトップで、番号継続制による増加分は21万7500件に上った。制度開始をにらんで、音楽機能や携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」対応など多様な新端末をいち早く投入した積極策が奏功し、ドコモからの転入者を集めたと見られる。
一方、「通話料0円」と広告宣伝して話題を集めたソフトバンクモバイルの純増数は6万8700件で、番号継続制による減少分は5万3900件だった。
ドコモは12月になってから最新機種がそろうなど出遅れ感が目立ち、クリスマス商戦で巻き返しを図る。【小島昇】
(毎日新聞) - 12月7日20時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000107-mai-bus_all