2006年12月07日(木) 14時10分
米「イラク撤退」動き急、駐留規模は半減の可能性も(読売新聞)
【ワシントン=貞広貴志、五十嵐文】米連邦議会の超党派諮問機関「イラク研究グループ」共同代表のジェームズ・ベーカー元国務長官と、リー・ハミルトン元民主党下院議員は6日、ブッシュ大統領と議会にイラク政策の見直しに関する報告書を提出後、ワシントンで記者会見し、報告書に盛り込んだ79項目にわたる勧告を緊急に実行するよう求めた。
また、上院本会議は同日、ロバート・ゲーツ元中央情報局(CIA)長官の次期国防長官への指名を賛成95、反対2の圧倒的多数で承認した。これにより、ブッシュ政権のイラク政策の軌道修正が本格化する。
両代表は、宗派間抗争が続くイラクの現状について、「問題を解決する魔法の処方せんはない」「(米国の)現在の取り組みは機能していない」と厳しい認識を示した。
(読売新聞) - 12月7日14時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000006-yom-int