2006年12月06日(水) 12時01分
ばんえい競馬:帯広市開催求め、旭川市に支援要請−−輓用馬対策協 /北海道(毎日新聞)
ばんえい競馬馬主協会など12団体でつくる北海道輓(ばん)用馬振興対策協議会(伊藤政光会長)の代表メンバーが5日、旭川市の西川将人市長を訪れ、存続に向けての「請願書」を手渡し、帯広市の単独開催への支援を要請した。
請願書は、帯広市に存続の可能性を託し「開拓の礎となった農用馬の生きる証しを消さないよう、責任を持って支援をお願いする」との内容。西川市長は「ばんえいは北海道遺産。その灯がなくなるのは心苦しい。正管理者として、帯広市長に『力になれることがあれば相談してください』とお伝えしている」と答えた。
ばんえい競馬調騎会の服部義幸会長は「1年(07年度)でも様子を見てほしい」、上川馬事振興会の大阪武理事は「正副管理者会議の場で、旭川市としての支援を表明してほしい」と直訴した。廃止が正式決定する同管理者会議は17日前後に開催の予定で、これに向けて存続運動を展開しており、同対策協は6日、渡辺孝一岩見沢市長と神田孝次北見市長を訪問し、請願書を提出する。
◇帯広市に存続求める要望書−−十勝観光連盟など
一方、十勝観光連盟と帯広観光コンベンション協会は5日、帯広市役所を訪れ、ばんえい競馬の存続を求める要望書を河合正広助役に手渡した。
同連盟の大須賀良明会長は「ばんえい競馬は観光資源として貴重で、存続に向け再考してほしい。売り上げが伸びるようにPRするなど観光誘致で協力したい」と存続を要請した。【渡部宏人、仲田力行】
12月6日朝刊
(毎日新聞) - 12月6日12時1分更新
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