2006年12月06日(水) 12時02分
ユビキタス実験:携帯端末持って銀ブラ 店舗、道案内情報を提供−−開会式 /東京(毎日新聞)
歩行者に携帯端末を持ってもらい、銀座(中央区)の街に関する情報を提供する実験「東京ユビキタス計画・銀座」の開会式が5日、千代田区の東京国際フォーラムであった。会場には実験の舞台となる銀座の街並みが再現され、石原慎太郎知事が最先端の技術を体験した。
計画は、晴海通りと銀座通りに1万個以上のICタグ(集積回路搭載の荷札)などを設置し、そのポイントを通り掛かった人が携帯端末や携帯電話の画面で情報を読み取るもの。提供される情報は店舗、道案内、観光など。一般参加は来年1月から始まり、観光客や買い物客に携帯端末50台を貸し出して体験してもらう予定。都は国土交通省などと連携して実験を進める。
開会式では、石原知事が「(上京してきた)『おのぼりさん』でも、新しいツールを使ってどこへ行ったらいいか全部分かるように進める」などとあいさつし、実験開始を宣言。コンピューターの基本ソフト「トロン」を開発し、実験に技術を提供する坂村健・東京大教授は「ぜひ実物を見ていただきたい」と訴えた。【木村健二】
12月6日朝刊
(毎日新聞) - 12月6日12時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061206-00000114-mailo-l13