2006年12月06日(水) 18時01分
アキハバラデパート、55年の歴史に幕 売り上げ、ピーク時の半分以下(ITmediaニュース)
店内はセール中で、鉄道模型店には50%引きの商品も 写真:ITmedia
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JR秋葉原駅に直結したショッピングビル「アキハバラデパート」が12月31日に閉鎖される。築半世紀以上の建物は老朽化が進み、売り上げもピーク時の半分以下に落ち込んでいた。建物の今後については、秋葉原再開発にふさわしい姿になるよう検討し、来春ごろ発表するという。
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アキハバラデパートは1950年12月にオープンした3階建てのショッピングビル。2002年にJR東日本が買収し、2005年2月から東京圏駅ビル開発が運営してきた。
JR東日本による買収当初は「アキバ系ショッピングセンター」としてゲームやアニメ関連商品に力を入れたが、ほどなく元の総合デパートに回帰。飲食店やみやげもの店、服飾雑貨店、鉄道模型店、書店などがテナントとして軒を連ね、店外の実演販売も“名物”となっていた。
「秋葉原再開発でオフィスビルも増えたが、アキハバラデパートに新客が流入していない」——東京圏駅ビル開発の広報担当者はこう明かす。記録に残っている範囲での売上高ピークは、1991年の約69億円。2005年には半分以下の約33億円にまで落ち込んだ。
建物の今後は未定で、来春に改めて発表するという。「再開発にふさわしい姿になるよう、総合的に判断する」(同社)としているが、一部では、ビルを解体して新しい商業施設を建設する、と報じられている。
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(ITmediaニュース) - 12月6日18時1分更新
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