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集会と説明会はいずれも非公開。校長が、事件の概要や教諭が自宅待機になるまでの経緯を説明した。校長によると、児童には事件発覚後も教諭を教壇に立たせていたことを謝罪した。教諭が担任だった5年の女子児童が動揺し、泣いていたという。
教諭の無断転載は、どのように発覚したのか。
昨年9月、名古屋市緑区の片岡朋美さん(42)は、交通事故で亡くなった娘の樹里ちゃん(当時3)のHPに、匿名のメールが届いていることに気づいた。「交通事故きっず」というHPの存在を知らせる内容だった。
樹里ちゃんの写真が勝手に載せられており、「ペッチャンコになってしまったなんて可哀想」などとコメントが記されていた。
同じメールは、ほかの2遺族にも送られていた。息子の隼君(当時8)を亡くした片山徒有さん(50)は、この遺族から相談を受け、HPを見て隼君の写真が載っているのを知った。
警察や法務省に働きかけたが、HPは姿を消したかと思えば、復活した。子どもの事故がニュースになると、すぐに更新されていた。
片岡さんは犯人が分からないまま、愛知県警に告訴。県警は捜査を通じてHPを作成した渡辺教諭を割り出し、9月に著作権法違反の疑いで書類送検した。
しかし、遺族は納得せず、今月4日、侮辱や児童ポルノ禁止法違反の疑いで警視庁に告訴・告発状を提出した。記者会見した片山さんは「子どもに対する異常な性癖、執着心を感じる。教育現場から隔離して欲しい」と強調した。
HPに掲載された写真には、岩手県二戸市で00年11月、登校中の児童2人が死亡、6人が重軽傷を負った事故の現場写真も含まれていた。
遺族を支援している番敦子弁護士によると、掲載写真には事故を起こしたと見られる軽トラックに加え、警察官や赤いランドセルのようなものも写っていた。この写真は事故当時、地元紙が掲載した写真と同じ絵柄と判明した。
http://www.asahi.com/national/update/1205/TKY200612050398.html