2006年12月03日(日) 23時37分
大阪高裁判事が自殺、3日前に住基ネット違憲判決(読売新聞)
3日午前9時5分ごろ、大阪高裁部総括判事の竹中省吾裁判官(64)が兵庫県宝塚市山本台の自宅2階の書斎で、首をつっているのを妻(59)が見つけ、110番。県警宝塚署員が駆け付けたが、すでに死亡しており、同署は自殺とみて動機を調べている。
調べでは、竹中裁判官は妻と2人暮らし。2日夜、一緒に夕食後、書斎に入ったという。死亡推定時刻は2日深夜から3日未明。遺書は見つかっていない。
竹中裁判官は、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)を巡り、大阪府内5市の住民16人が住民票コードの削除などを求めた民事訴訟を裁判長として指揮。11月30日、「同ネットには欠陥があり、運用を拒否する住民にとって憲法違反」と、うち3市の住民4人にネット離脱を認める、高裁レベルで初の判決を言い渡した。
(読売新聞) - 12月3日23時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061203-00000013-yom-soci