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三田市によると、10月25日、女性を装った30代くらいの女が市役所市民課窓口で、天王寺区への住民異動届を提出。住所や世帯主、生年月日は正しかったが、戸籍の筆頭者名が違っており、本籍地名が町村合併前の名前だったため、職員が書き直すよう指示。診察券とクレジットカードで本人確認し、手続きを済ませた。筆頭者名に親族の名前が書かれていたが、同様の間違いは多いので、訂正を求めたという。
女は同日、天王寺区役所で転入手続きし、27日に自分の写真付きの住基カードを受け取ったという。写真は、三田市の女性とは別人だった。
11月16日、女性と同居する家族に三田市から国民健康保険税の変更通知が届き、住民票が移されていることが発覚した。三田市は転出を取り消し、天王寺区は住基カードなどの記録を抹消。これまでのところ、不正使用などの被害は出ていないという。
数年前、虚偽の住民異動届などで他人になりすまし、消費者金融から借金するなどのケースが全国で多発したため、国などは本人確認を厳しくするよう自治体に指示し、三田市も04年に、本人確認では運転免許証など公的機関が発行した証明書の提示を求めるようにした。公的証明書がない場合は、2点の証明文書の提示を求めている。同市は「これ以上審査を厳しくするとかえって窓口が混乱するおそれがあり、対応は現行通りにする」としている。
http://www.asahi.com/national/update/1202/OSK200612020054.html