2006年12月01日(金) 00時00分

板橋両親殺害少年に懲役１４年「責任自覚に刑罰必要」（ZAKZAK）

　東京都板橋区の会社社員寮で昨年６月、管理人を務める両親を殺害したとして、殺人と激発物破裂の罪に問われた当時１５歳で元高校生の長男（１７）に対し、東京地裁の栃木力裁判長は１日、「責任を自覚させるため、行為の重大性に即した刑罰を与えることが必要」と述べ、懲役１４年（求刑・懲役１５年）の判決を言い渡した。

　弁護側は少年法の規定に基づき、長男を保護処分とすべきだとして、事件の家裁移送を決定するよう求めていた。

　犯行時１６歳未満の少年による両親殺害の公判審理は異例で、事件の悪質さ、重大性に対し、年齢や家庭内の事情、育成過程をどう考慮するかが注目されていた。

ZAKZAK 2006/12/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006120145.html