2006年12月01日(金) 10時10分
任天堂 敵は「消費者の無関心」 岩田社長に聞く(毎日新聞)
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Wiiリモコンを手にインタビューに答える任天堂の岩田聡社長=京都市南区の同社本社で30日、小川昌宏写す |
任天堂の岩田聡社長は30日、毎日新聞のインタビューに対し、新型ゲーム機「Wii」の販売に強い自信を示した。
−−先行発売した米国での売れ行きや国内出荷の手応えは?
◆北米・中南米で発売後の8日間で約60万台が売れた。国内でも予約に行列ができるほどで、想像以上に期待が高まっている。スタートダッシュができると思う。
−−ライバルゲーム機との競争の勝算は?
◆任天堂は高画質・高機能とは一線を画し、ゲーム人口を拡大する戦略を進める。どちらが正しいかは消費者が答えを出してくれる。ライバルは他のメーカーというより、消費者の無関心だ。
−−具体的には?
◆コントローラーは従来、両手操作だったが、初心者にとっては使うのが難しかった。両手操作は任天堂が生み出したスタンダードだが、これを壊すところから開発をスタートした。
−−高機能を好む欧米の消費者に受け入れられますか。
◆Wiiと同じコンセプトの携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の販売が欧米でも拡大しており、受け入れられると見ている。【田畑悦郎】
(毎日新聞) - 12月1日10時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061201-00000006-maip-bus_all