2006年11月30日(木) 22時01分
拒否者への運用は違憲=「プライバシー権を侵害」−住基ネット訴訟・大阪高裁(時事通信)
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)でプライバシー権を侵害されたなどとして、大阪府吹田市などの住民が各市を相手に、個人情報の削除や損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。竹中省吾裁判長は「運用を拒否する住民にとって、プライバシー権を侵害するもので、憲法13条に違反する」として、住民らの請求を棄却した1審大阪地裁判決を変更し、市側に個人情報の削除を命じた。損害賠償の請求は退けた。
住基ネットの離脱を認めた高裁レベルの判断は初めて。各地の住基ネット訴訟にも影響を与えそうだ。
(時事通信) - 11月30日22時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000167-jij-soci