2006年11月28日(火) 13時02分

振り込め詐欺：ネット利用名目で架空請求　男性会社員が被害−−宇都宮　／栃木（毎日新聞）

　◇男性会社員、１２５０万円被害
　２７日午後、宇都宮市内の男性会社員（３６）が「インターネット利用料名目の架空請求で、約１２５０万円をだまし取られた」と、県警宇都宮南署に届け出た。振り込め詐欺事件とみて調べている。
　同署によると、会社員は今年８月１７日、自分の携帯電話に、インターネットの有料サイト運営会社を名乗る男から「利用料が未納で業界のブラックリストに載っている。４万５０００円を振り込んでほしい」と連絡があった。会社員は有料サイトを利用したことはなかったが「何かの拍子に使ってしまったのかもしれない」と考え、指定の銀行口座に振り込んだ。
　その後も同じ男から「ほかの業者の請求もあり、すべて払わないとリストから削除されない。過払い分は後で返却されるから大丈夫」などと振込みを要求された。結果、１０月末までに計１４回にわたり、宇都宮市や東京、福岡、千葉、岡山の銀行口座に自分の貯金から現金を振り込んだという。
　男からの連絡はいずれも同じ携帯電話が使われていた。会社員が１１月中旬、男の携帯電話に連絡したが電話は不通になっており、だまされたことに気づいた。【吉井理記】

１１月２８日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061128-00000153-mailo-l09