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コンピュータソフトウェア著作権協会と日本音楽著作権協会は28日、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」によるコンピューターソフトや音楽ファイルなどの著作権侵害額が、6時間の調査だけで推定約100億円に達したと発表した。
両協会は、10月10日の午後6時から翌日午前零時までの6時間にわたって、ウィニーのネットワーク上で流通し自由にパソコンに取り込めるファイルの数を調べた。その結果、ビジネス用ソフトやゲームソフト、アニメーションなどが355万件(95億円相当)に上ったほか、音楽ファイルは61万件(4億4000万円相当)あった。これらはファイル名から、著作権があるソフトと見られ、ネットワークで流通させれば著作権侵害に当たると両協会は判断した。
両協会は、12月中に、ウィニー利用者に対して、インターネット接続サービス提供事業者(プロバイダー)を通して、流通を控えるように電子メールなどで注意喚起する方針だ。
さらに、ウィニーを使って音楽やソフトを公開し、明確に著作権を侵害している利用者を特定した上で、ソフトを削除するよう要請することも検討しており、具体策は今後詰める。