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ほかに起訴されたのは、前知事の政治団体の事務を担当していた馬場幸蔵・私設秘書(53)や、後援会幹部の会社役員ら。
起訴状などによると、佐藤前社長は、前知事が5選を決めた04年9月の知事選届け出前の7月下旬〜8月上旬、飛田県議ら後援会幹部や選対幹部に、選挙運動の報酬などとして計約2300万円の裏金を渡した。飛田県議は8月上旬、郡山市内の選対事務所で支援者らに配る目的で渡された計555万円を受け取った。他の6人も自らへの報酬や支援者に配るためとして100万〜数百万円を受け取ったとされる。8人はいずれも起訴事実を大筋で認めているという。
ただ、前知事自身の関与は「認められなかった」としている。
関係者によると、裏金は、前社長とともに県発注の公共工事の談合で仕切り役をしていた設備会社社長、辻政雄被告(60)=競売入札妨害の罪で起訴=が、工事を受注したゼネコンなど十数社からそれぞれ100万〜数百万円を集めていた。これを佐藤前社長が受け取り、県議らに配布する役だった。2人の役割分担は、04年以前の知事選でも同様に行われていた疑いがあるという。
04年の知事選での裏金の総額は計約2億円に上ったとされるが、前知事陣営が県選挙管理委員会に提出した選挙運動収支報告書の支出額は計1966万円だった。
福島地検は、在宅起訴した8人のうち、佐藤前知事との連座制の対象となる佐藤前社長ら4人について、迅速に裁判を進めるための「百日裁判」を福島地裁に申し立てた。
http://www.asahi.com/national/update/1128/TKY200611280345.html