2006年11月26日(日) 12時01分
タウンミーティング問題:松本市、質問者4人を確保 職員130人が参加 /長野(毎日新聞)
松本市で02年7月に開催した政府主催のタウンミーティング(TM)で、内閣府が同市に質問者の確保を依頼していたことが25日までに分かった。市は質問者4人を確保したが、質問内容は指示せず、報酬も払っていないという。また参加者約440人のうち、約130人は市が参加を呼び掛けた職員だったという。
市政策課によると、市は同年6月に内閣府から電話で「質問が少なくて短時間で終わるのは困る」と質問者確保の依頼を受けた。市は福祉担当者らを通じて、市内の福祉関係者ら4人を質問者として出席させた。
TMには坂口力厚生労働相、佐藤静雄国土交通副大臣=ともに当時=が出席。4人は一般参加者とは別に、ステージ近くの席に座って質問したという。当時の担当者は「大臣に要望を聞いてもらえる良い機会で、議論を深めるために必要と考えて呼んだ」と話しているという。【藤原章博】
11月26日朝刊
(毎日新聞) - 11月26日12時1分更新
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