2006年11月25日(土) 08時01分
16年5月タウンミーティング 動員依頼認める 伊吹氏(産経新聞)
伊吹文明文部科学相は24日の参院教育基本法特別委員会で、平成16年5月に松山市で開催された教育改革タウンミーティングで、県教育委員会関係者約100人が動員されたとの報道について、「(文科省の)担当者が人員確保を頼んだ記憶があるという報告を受けた」と述べ、おおむね事実だと認めた。
動員を依頼した背景については、「過去に(教育改革の反対勢力に)動員をかけられて会場を占拠されることもあったようだ」と述べ、教職員組合など特定団体による動員を警戒しての行為だったと釈明した。その上で関係者の責任を問う考えも示唆し、「処分にかかわることで今は一人一人裏を取っている」と述べた。
一方、政府のタウンミーティング調査委員会(委員長・林芳正内閣府副大臣)は24日夕、内閣府で会合を開いた。内閣府が主催した174回のタウンミーティングの運営実態について「さらに徹底的に調査を進める必要がある」との認識で一致したが、「やらせ質問」の有無など中間的な調査結果の公表は先送りした。
林氏は会合後の記者会見で、過去のタウンミーティングについて、質問依頼や謝礼金支払い、公務員の動員に関する一般からの情報提供が5件あったことを明らかにした。
(産経新聞) - 11月25日8時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061125-00000002-san-pol