2006年11月24日(金) 15時25分
「消物」で資金集め?傘下団体に高値販売…山口組(読売新聞)
全国最大の指定暴力団山口組(神戸市)が、傘下団体に定期的にミネラルウオーターやせっけん、タオルなどの消耗品を購入させていることが、兵庫県警などの調べで分かった。
同組内では「消物(きえもの)」と呼ばれ、売上総額は不明だが、価格は、仕入れ値より割高で、差額が同組の収入になっているとみられる。昨年8月に6代目となる新組長が襲名しており、同県警は「新体制の基盤強化のための新たな資金集めの手段では」と警戒している。
県警などによると、消物は、傘下団体の規模によって割当数量が異なり、購入したそれぞれの団体はさらに下部団体に売り渡しているとみられる。
同組には、約100人の直系組長が毎月70、80万円を現金で納める「上納金」制度があるが、新組長に代わった後、それとは別に消物の購入制度が始まったという。
(読売新聞) - 11月24日15時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061124-00000506-yom-soci