2006年11月24日(金) 19時26分
<弁護料詐欺>未公開株詐欺事件に便乗の3人逮捕 警視庁(毎日新聞)
投資顧問会社「エンゼルキャピタル」(東京都中央区)の未公開株詐欺事件の被害者に「被害金を取り戻す」と偽り弁護料名目の現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は24日、東京都墨田区江東橋2、無職、野近(のぢか)竜太郎容疑者(22)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。グループが管理する銀行口座には3000万円の入金があり、同課で被害の全容を調べている。
ほかに逮捕されたのは、墨田区江東橋1、無職、鈴木拓摩(22)▽千葉県市川市市川南3、同、小林祐亮(22)の両容疑者。
調べでは、野近容疑者らは今年7月、エンゼルキャピタルに約180万円を投資し回収不能になっていた千葉市の無職男性(80)の自宅に「被害金を回収します」と書いたパンフレットを郵送。電話で問い合わせてきた男性から約10回にわたり弁護士料などとして約240万円をだまし取った疑い。
エンゼルキャピタルを巡っては、新規公開株の購入を勧誘し投資家から現金をだまし取ったとして元社長、大徳匠被告(38)が詐欺容疑で逮捕・起訴された。同社による被害は全国に450人、総額13億円にのぼる。同課は野近容疑者らが同社社員から被害者名簿を入手したとみている。【石丸整、鳴海崇】
(毎日新聞) - 11月24日19時26分更新
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