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2006年11月24日(金) 19時34分

<ネット株取引>06年度上半期、大幅落ち込む毎日新聞

 06年度上半期(今年4〜9月)のインターネット株取引の売買代金が05年度下半期(05年10月〜06年3月)に比べ26.5%減と大幅に減少し、株取引全体に占める割合が初めて低下したことが日本証券業協会の調査で分かった。株式市況の低迷で株取引全体の売買代金も05年度下半期に比べ16.5%減少したが、ネット取引の落ち込みが目立った。口座数の伸び率も1ケタ台にとどまっており、相場環境に敏感なネット投資家の行動が浮かび上がった。
 調査は日証協加盟の証券会社を対象に半期ごとに行っている。06年度上半期の株取引全体の売買代金は477兆3006億円で、05年度下半期に比べ約95兆円減少した。一方、ネット取引は約132兆4214億円で、ピークだった05年度下半期(約180兆1769億円)に比べ約47兆円減少し、全体の減少分の半分以上をネット取引が占めた。
 株取引全体の売買代金に占めるネット取引の割合は27.7%で、05年度下半期より3.8ポイント低下し、99年10月の調査開始から初めてマイナスに転じた。
 一方、今年9月末のネット取引の口座数は、今年3月末から約93万口座増加し約1093万口座。だが、伸び率は3月末の26.5%増に対して、9月末は9.3%増と伸び悩んだ。
 市場関係者は「今年4月に日経平均株価が1万7000円台を付けた後、株式市場が低迷したため、個人投資家がネット取引から離れた。口座数は増加したが、売買代金の落ち込み分を補えなかった」(中西文行・SMBCフレンド証券ストラテジスト)と見ている。【瀬尾忠義】
(毎日新聞) - 11月24日19時34分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061124-00000083-mai-bus_all