2006年11月22日(水) 00時00分

１人暮らしの男性２４％が「近所付き合いがない」（ZAKZAK）

　内閣府が２１日発表した６５歳以上の高齢者の生活実態に関する意識調査によると、１人暮らしの男性のうち「近所付き合いがない」とした人は２４．３％で、１人暮らしの女性（７．１％）や、夫婦のみの世帯（４．４％）を大きく上回っていることが分かった。

　また「心配事の相談相手がいない」と答えた人も１人暮らし男性が１６．９％と最も多かった。１人暮らし女性と夫婦のみ世帯は、それぞれ４．１％と２．４％で、高齢者の「孤独死」が問題となる中、独居男性が特に孤立している実態が浮かび上がった。

　調査は今年１月、全国の６５歳以上の高齢者がいる世帯を「１人暮らし世帯」と「夫婦のみ世帯」、家族構成を問わない「一般世帯」に分け、それぞれ１５００人を対象に実施した。有効回答は６１．２％。

　日常生活での心配事については、いずれの世帯でも「心配がある」と「多少心配がある」の合計が過半数に達したが、１人暮らし世帯が６３．０％で割合が最も高く、２００２年の前回調査（４１．２％）に比べ大幅に増えている。

　心配事の内容（複数回答）は、１人暮らし世帯で「外出時の転倒や事故」を挙げた人が２０．４％で、他の世帯の２倍近くになっていることが目立った。

ZAKZAK 2006/11/22

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_11/t2006112232.html