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小テストはクラス全員で通信対戦。表情は真剣そのものだ=大阪電気通信大学で |
大阪府寝屋川市の大阪電気通信大が、授業で携帯ゲーム機を活用している。7月から、任天堂の「ニンテンドーDS」とDS用のソフト「えいご漬け」を使ったところ、英語の成績向上に効果があったという。今後、学内で独自のゲームソフトを開発して他の科目でもDSを活用する方針で、任天堂も「最大限協力したい」と前向きだ。
「えいご漬け」はゲーム機から流れる英語を聞き取り、画面にペンで書き込むと、正誤を判別する市販のソフト。同大では、選択科目の「英会話」など3つの授業に採り入れ、冒頭の20分間で各自がトレーニングしている。ゲーム機の通信対戦機能を使うことで、すぐに画面にクラス内での自分のランキングが表示されるため、ゲーム感覚が学生に受けた。
7月からDSを導入した1クラスでは、中学生レベルからスタートして上位レベルに達する学生が続出した。9月から3クラスに拡大した。学外でもトレーニングできるように、受講者全員にDSとソフトを貸与している。
情報処理教育センター長の松村雅史教授は「効果の大きさに驚いた。今後は全学的にDSを採り入れたい」と話す。同大にはゲームソフト開発などを研究する「デジタルゲーム学科」があり、英語以外のソフトは独自に開発する計画だ。
開発の手順などについて任天堂と交渉中だが、任天堂は「DSはゲームファン以外にも使ってもらうのが大きな狙いで、大学教育に使われるのは大歓迎。ソフトの開発などで積極的に協力していきたい」としている。