2006年11月18日(土) 18時00分

名張市：ＨＰ、広報紙、公用車など広告を掲載へ　来年２月から順次　／三重（毎日新聞）

　◇年３００万円収入見込む
　名張市は新たな財源として、市のホームページ（ＨＰ）や広報紙、公用車などに企業広告を掲載する方針を固めた。来年２月から順次実施し、年間３００万円の収入を見込む。
　市内に本社や事業所を置く企業などから募集するが、風俗関係や消費者金融、市から指名停止措置を受けている企業は除外する。
　ＨＰは１カ月間で約１０万件の閲覧があり、広告は１２月にも募集を始め、来年２月から掲載する。トップページに広告６枠を設け、それぞれ月数千円の料金を予定しているが、詳細は近く決める。
　市広報紙「広報なばり」（月４回発行）には、来年４月から月２回のペースで広告を掲載する。また公用車２０〜３０台にも、来年夏ごろをめどに、取り外しのできるフィルムなどで広告を張り付ける計画を立てている。
　市行政改革推進室は「行政の媒体に広告を掲載することに違和感を感じる市民もいるだろうが、財政改善のためなので理解してほしい。公共性の高い媒体への広告掲載は企業には魅力的なはずで、売上がアップし地域経済が活性化することも期待している」と話している。【熊谷豪】
〔伊賀版〕

１１月１８日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000303-mailo-l24