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25日からの犯罪被害者週間を前に、犯罪被害者支援への理解を深めようと、「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人の高橋シズヱさんの講演会=写真=が17日、東区のウィルあいちで開かれた。被害者サポートセンターあいち、県警、県が主催。
高橋さんは1995年3月の地下鉄サリン事件で、営団地下鉄霞ヶ関駅の助役だった夫、一正さん(当時50歳)を亡くし、以来、犯罪被害者への支援を訴え、講演などを続けている。
「被害回復に必要なこと」をテーマに、高橋さんは、事件発生から松本智津夫死刑囚の死刑確定までの約10年間を振り返った。事件当日、警察や営団地下鉄から連絡がなく、メディアの取材で深夜まで家に入れなかったこと、被害者の経済的被害の回復を訴えて働きかけたことなどを語った。
家族同士でも事件について語り合えないつらさも明かし、「大事件になるほど報道の被害を受けやすい。オウムの事件は最終的には教育の問題にたどり着く。子どもたちにも伝えたい」と話していた。