2006年11月16日(木) 12時34分
松本の「ネット殺人」依頼、20年破棄し無期…控訴審(読売新聞)
昨年12月、インターネットの掲示板で知り合った男に依頼し、長野県松本市の無職野本力さん(当時76歳)を殺害したとして、殺人罪に問われた力さんの長男、野本富貴被告(50)と、孫の享孝被告(26)の控訴審判決が16日、東京高裁であった。
池田修裁判長は、富貴被告について、「犯行を企て殺害を依頼した首謀者で、1審判決の量刑は軽すぎて不当」と述べ、懲役20年の長野地裁判決を破棄、1審の求刑通り無期懲役とした。1審で懲役13年とされた享孝被告については、被告側の控訴を棄却した。
判決によると、富貴被告は昨年12月下旬、片山直哉受刑者(36)(殺人罪などで無期懲役確定)が「何でもやります」と書き込んだインターネットの掲示板を読み、殺害を依頼。片山受刑者は同月30日、自宅にいた力さんをハンマーで殴り、殺害した。享孝被告は殺人の報酬200万円を用意し、富貴被告を通じて支払っていた。
(読売新聞) - 11月16日12時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061116-00000005-yom-soci