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調査は、しつこいからかいや無視など本人が不愉快になることを「精神的いじめ」と定義。今年9月、全国の高校2年生へのアンケートで、約6400人の回答を得た。
「精神的いじめ」の加害を経験したのは、小学生のころが男子63%、女子58%、中学生のころは男子60%、女子46%、高校生になってからは男子41%、女子24%だった。
その上で、高校生で「精神的いじめ」をした場合の、学校や家庭での人間関係を調査。「心から信じられる友達がいるか」との問いに「いない」と答えた子は、「いる」に比べ女子は2倍、男子も1・3倍いじめた経験が多かった。
同様に「真剣に話を聞いてくれる先生がいない」子は、「いる」に比べ男子で1・7倍、女子で1・6倍、「親が真剣に話を聞いてくれない」子は、聞く場合より男子で1・7倍、女子で1・9倍いじめた経験を持っていた。
ゲームやテレビなどの影響も調査。小学校低学年の時にゲームが1日3時間以上、テレビ視聴が同4時間以上あると、小学生の時にいじめをする経験が多かった。高校生では、携帯電話のメール交換が1日41回以上、インターネット使用が週10時間以上の男女も、いじめをする割合が高くなった。
<調査の方法> 北海道、東北、関東、東京、北信越、関西、中国、四国、九州の9地区から公立高5校の計45校を選出。各校の2年生男女合わせて約160人ずつ計約7200人を対象に今年9月、ホームルームなどの時間に無記名でアンケートを実施。有効回答数は男子約3500人、女子約2900人の計約6400人。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061115/mng_____sya_____001.shtml