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長岡署は１２日夜、衣料品を盗んだ疑いで、長岡市石内の自営業、須藤悠容疑者（２５）を現行犯逮捕した。同容疑者は、中心市街地の活性化を目指して長岡市や市民団体などが販売スペースを提供し、若手起業家を育てる「チャレンジショップ」に出店しており、市の担当者は「取り組みに水を差す行為で残念」と話している。
調べでは、須藤容疑者は同日午後７時５０分ごろ、同市東坂之上町２丁目の衣料品店に侵入し、高級ブランド「バーバリー」のネルシャツ７着（計７万３５００円相当）を盗んだ疑い。
同容疑者は昨年６月まで同店の従業員をしており、合鍵を持っていた。閉店後に侵入したところ、警備センサーが探知した。同店では１０月末にもコート４着（計１６万円相当）が盗まれ、同容疑者はこの窃盗にも関与したことを自供しているという。「ネットオークションで売る目的だった」と供述しているという。
チャレンジショップは、まちづくり団体が主体となり、中心部に出店を希望する若手起業家に、１年間場所を提供したり、経営技術などを助言したりする事業。中心部のビルの一区画に、今年度は審査に受かった３人が出店。同容疑者も今年７月から、若者向けの衣料品を販売していた。
市は今年度の事業運営費として３１０万円を団体に助成。出店者の審査にもかかわっている。
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000611140002