2006年11月14日(火) 14時01分
グレーゾーン金利:県内でも返還求め提訴 /福井(毎日新聞)
全国の多重債務者約1800人が13日、消費者金融74社を相手取り、「グレーゾーン金利」の返還を求める訴訟を一斉に起こし、福井県内の多重債務者も、同金利の返還を求め福井地裁などに提訴した。
利息制限法では上限金利(年15〜20%)を超えた貸し付けを無効としているが、消費者金融は出資法の上限金利(同29・2%)まで貸し付けているのが現状だ。
福井県内の原告の一人の越前市の女性(62)は82年から消費者金融を利用。返済で他の同金融からの借り入れを続けたため多重債務者となった。同年から今年までのグレーゾーン金利、約548万円の返還を求め、福井地裁武生支部に提訴。福井弁護士会の佐藤辰弥弁護士は「福井でも弁護士と司法書士が中心となり、消費者金融被害者の会を設立したい」と話した。【大久保陽一】
11月14日朝刊
(毎日新聞) - 11月14日14時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000192-mailo-l18