2006年11月14日(火) 17時00分
過払い金返還訴訟:県内でも85人が消費者金融を提訴 /滋賀(毎日新聞)
消費者金融会社に過払い金の支払いなどを求める集団提訴で、県内でも13日、85人が30社に対して計約1億1200万円の返還を求める訴訟124件を大津地裁などに起こした。
過払い金をめぐる一斉提訴は滋賀では3回目で、件数、人数ともに過去最多。県クレジット・サラ金被害をなくす会連絡会によると、1人あたりの返還請求額は約9000円〜711万円。被害者の中には、約20年間にわたり過払いを続けている人もいるという。
今回の提訴では、県内に本店を置く業者への対策を重点に取り組んだという。杉本周平弁護士は「過払いを続けている被害者を救うことはもちろんだが、消費者金融会社から借りないと生活できない人がいる状況を改善していくことが最も重要」と語った。【蒔田備憲】
11月14日朝刊
(毎日新聞) - 11月14日17時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000286-mailo-l25