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ヤフー掲示板で書き込みが禁じられたのは、佐賀県庁が管理する県知事の公式ホームページ「こちら知事室です」のアドレス(http://www.saga−chiji.jp)など。アドレスを含む書き込みを試みると拒否され、≪注意:利用規約をお読みください。利用規約またはガイドラインに抵触する投稿は禁止されています。Yahoo! JapanID(およびYahoo! メールアドレス)を削除する場合もございますのでご注意ください≫と警告が表示された。
佐賀県危機管理・広報課によると、今月4日にメールでヤフーの規制について情報が寄せられ、同課がヤフー側にメールを通じて確認した。同課は「ヤフーさんの都合でしょう。一企業の判断についてどうこう言えない」と当惑する。
県のHPでは古川康知事(48)の仕事ぶり、交際費の支出状況、記者会見の動画や質疑応答などが公開されているが、今月5日付の本紙既報通り、9月28日に行われた会見が物議を醸している。
第26回「全国豊かな海づくり大会」へのご出席のため、天皇、皇后両陛下が来県されることについて、毎日新聞佐賀支局の男性記者が「天皇と皇后が佐賀に来ることの意味って何ですか」「そこまでする価値があるんですかね」などと知事に質問。これに対して「両陛下に尊称がない」「口調が失礼」「イデオロギックな側面丸出し」といった記者への批判が、県庁や毎日本社などに殺到した経緯がある。
一部ブログでは、書き込み規制の理由は「毎日新聞社の圧力」「ヤフーの言論統制」などと書き立てられたが、ヤフー広報は言下に否定する。
「アダルトなど有害情報を含むサイトのほか、掲示板での宣伝行為を規制するため、一定時間内に同一のアドレスが集中的に書き込まれた場合、自動的に書き込みができなくなる」
つまり毎日記者を指弾するため、ヤフー掲示板から知事のHPへ相当数のリンクが貼られたわけだ。13日午後には、「宣伝目的でないと確認されたため、規制を解除した」(ヤフー広報)。
日本有数の地味な県とされる佐賀だが、ここのところネット界では話題沸騰中。発端は先月中旬の朝日新聞の報道だ。
「佐賀県庁危機管理・広報課がネット監視会社と契約し、『佐賀』というキーワードに関連する書き込みをチェックしている」と報じたため、匿名掲示板「2ちゃんねる」などで「佐賀」という書き込みが激増した。
毎日記者の会見問題といい、今回の騒動といい、まだまだ佐賀から目が離せない?
ZAKZAK 2006/11/14