2006年11月11日(土) 13時15分

ソニーのＰＳ3が国内で発売、都内量販店で早朝に完売（ロイター）

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　１１月１１日、ソニーのＰＳ3が国内で発売、都内量販店で早朝に完売。写真は都内の小売店、PS3を購入した男性（２００６年　ロイター/Kiyoshi Ota) 　 　［東京　１１日　ロイター］　ソニー<6758.T>傘下のソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）は１１日、新型ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）３」を世界に先駆けて国内で発売した。都内各地の家電量販店などでは、発売を待ちわびるゲームファンらが、前夜から店頭に集まる光景がみられた。ただ、ＳＣＥからの出荷量が需要に対して非常に少ないため、しばらくは品薄状態が続きそうだ。
　東京都千代田区の「ビックカメラ有楽町店」では、発売時間の午前７時に約１２００人が並んだ。販売は先着順で、７時前にはすでに完売。ＳＣＥの久多良木健社長は、同店の発売セレモニーに駆けつけ、「多くのユーザーがプレイステーション３をお待ちいただいて本当にうれしい。次世代のエンターテインメントを思う存分、楽しんでほしい」とあいさつした。午前９時前の同店の説明では、明日以降の入荷は未定だという。
　次世代ゲーム機市場では、ＳＣＥのほか、任天堂<7974.OS>が１２月２日に新型機「Ｗｉｉ（ウィー）」を国内で発売し、顧客争奪戦が本格化する。前夜から店の前で待っていたという２８歳の男性は、「ＰＳ、ＰＳ２を持っており、ＰＳ３を選んだ」と話した。購入者からは、ＰＳ３が、次世代ＤＶＤ規格「ブルーレイ・ディスク」の再生機能を備えていることに魅力を感じるとの声が目立った。
　ＳＣＥによると、発売初日の出荷台数は１０万台。前世代機ＰＳ２が発売日（２０００年３日４日）から３日間で９８万台が売れた実績に比べると、大幅に少ない台数といえる。ＳＣＥは、年内に１００万台を国内で出荷する計画だが、販売店側には台数確保で厳しい状況が続きそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000832-reu-bus_all