2006年11月10日(金) 21時14分
「真犯人は別にいる」とウソの書面提出、弁護士を逮捕(読売新聞)
自身が弁護する被告を無罪にするため、別の犯人を仕立てようとしたとして、宮崎県警は10日、東京弁護士会所属の弁護士山本至容疑者(52)(東京都杉並区阿佐谷北)を証拠隠滅容疑で逮捕、暴力団組長(34)ら2人を同容疑で指名手配したと発表した。
山本容疑者は容疑を否認しているという。
調べによると、被告は振り込め詐欺事件にからみ宮崎地裁で公判中で、手配された組長と同じ系列の暴力団組員。山本容疑者と組長らは2月下旬、東京都新宿区の喫茶店で、20歳代の男性2人に「お前らがやったという文面を書け」と脅しウソの書面を作成させ、9月6日の公判に提出した疑い。
2人のうち1人が10月25日の公判に証人として出廷した際、「山本弁護士らに『被告人の身代わりになれ。おれの言うとおりにかけ』と強要され、書いた」と証言。もう1人も、東京で行われた宮崎地裁の出張尋問で「自分は犯人ではない」と説明したという。
(読売新聞) - 11月10日21時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000311-yom-soci