2006年11月09日(木) 01時01分
提供受けた病気腎も移植=呉共済病院で4例、計6例に−万波部長ら立ち会い・広島(時事通信)
病気腎臓移植問題で、広島県呉市の呉共済病院の光畑直喜泌尿器科部長(58)らが8日夜、記者会見し、他の3病院で摘出された病気腎の提供を受け、1997年から2001年の間に計4例の移植手術を行っていたと新たに明らかにした。宇和島徳洲会病院の万波誠泌尿器科部長(66)ら協力関係にある医師が立ち会っていた。
ほかにも97年、病気腎の摘出と移植手術を実施したと説明。呉共済での病気腎移植の判明数は計6例となった。
会見によると、97年に三原赤十字病院(広島県三原市)で1例、01年に香川労災病院(香川県丸亀市)で2例と市立宇和島病院(愛媛県宇和島市)で1例、腎臓摘出手術が行われ、呉共済に運ばれた。市立宇和島の1例は腎がん、他の3例は下部尿管がんの患者だった。4例とも呉共済で光畑医師の執刀で移植手術を実施。万波部長や弟廉介医師(60)、香川労災の西光雄泌尿器科部長(58)のいずれかが立ち会った。
(時事通信) - 11月9日1時1分更新
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