2006年11月09日(木) 13時02分
元成年後見人着服:女を横領罪で追起訴 被害額は6000万円に /神奈川(毎日新聞)
成年後見人を務めていた親族の精神障害者の女性(70)の金を着服したとして会社役員の女が逮捕された事件で、横浜地検は8日、川崎市中原区、不動産会社役員、高橋茂子容疑者(66)を業務上横領罪で追起訴した。高橋被告は女性から約240万円を詐取したとして詐欺罪で起訴されており、被害額は計約6000万円に上る。
起訴状などによると、高橋被告は女性の成年後見人だった02年8月28日〜04年7月5日の計17回、川崎市中原区の信用金庫などで女性の預金や貯金口座から計約7045万を払い戻し、そのうち約5745万円を着服、横領した。横領した金の多くは、知人の経営する産業廃棄物処理会社(東京都千代田区)への投資にあてたという。
高橋被告は横浜家裁川崎支部に女性の財産目録を提出せず職務を果たしていないとして04年7月12日、成年後見人を解任された。高橋被告は女性の成年後見人になる前から女性の金を引き出しており、「金を引き出しやすいので後見人になった」と供述しているという。【野口由紀】
11月9日朝刊
(毎日新聞) - 11月9日13時2分更新
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